プロジェクトの発起人であるtoeギタリストの山㟢廣和氏は取材でこう切り出した。これまで月に3から4本のライブをこなしてきたtoeが、今年は今のところゼロ。音楽フェスを含む今後のイベントも続々とキャンセルが決まっているという。
「そもそも僕は『音楽がやりたいのか』もよくわかっていない。ライブをやるために音楽を作っているところもある。様々な業界がコロナによる打撃を受けているが、まずは自分にとって身近なライブハウスにお金が渡るよう何かができないかと考えた」(山㟢氏)
思い入れの深いライブハウスを支援できるプロジェクト
MUSIC UNITES AGAINST COVID-19では、全国100軒以上のライブハウスのストア(ECサイト)を開設。ユーザーは支援したいライブハウスを選び、「アクセス権」を購入することで、70組以上の参加アーティストが提供した楽曲にアクセスできるQRコードを入手できる。
新代田FEVERや新大久保EARTHDOM、新宿MARZなどのライブハウス。そして、東京事変、七尾旅人、Charaなど著名アーティストから、ポスト・ハードコア・バンドのenvyやheaven in her armsまでもがプロジェクトに参加している。