CAMPFIREなどに代表されるクラウドファンディングサービスでは、グッズ購入などを通じたライブハウス支援プロジェクトが少なからず立ち上がっている。だが、全国に存在するライブハウスは大小合わせて8000軒ほどもある。そして、その多くが危機に瀕しているため、より多くのライブハウスが参加しやすい取り組みができないかと考えた。

「(すべてのライブハウスへの支援を)均等に配るのも難しいし、均等に配ることで金額が低くなってしまう」(山㟢氏)と考え、どのライブハウスを選んでも、同じ楽曲が手に入る仕組みにした。ユーザーは、特に思い入れの深いライブハウスを選んでアクセス権を購入することで、直接そのライブハウスを支援できる。

「支援者が地元のライブハウスやよく通っていたライブハウス、潰れてしまっては困るライブハウスを支援できることは重要だ」(山㟢氏)