夢を叶えるライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM(ショールーム)」の代表取締役社長・前田裕二氏。SHOWROOMではライブ配信をする演者に対して、視聴者が有料アイテムで直接応援する「支援モデル」をとり、当初はうまくいくはずがないという声があった中でビジネスを伸ばしています。前編に続き、後編では前田氏が考える新しい広告のカタチについて聞きました。(編集注:本記事は2020年3月10日にAgenda noteで掲載された記事の転載です。登場人物の肩書きや紹介するサービスの情報は当時の内容となります)
「幅」ではなく「深さ」の広告とは
徳力 日本でも一般のファンが交通広告を買って、タレントを支援する「応援広告」が展開されています。韓国ではすでに行われていたようですが、前田さんはその文化を先駆けて日本でつくってきたと言えるのではないかと思っています。
前田 そうですね。まさにSHOWROOMが電通と資本業務提携したひとつの協業の狙いとして、応援広告の文脈から“深さの広告”をつくろうというものがあります。
徳力 深さの広告とはなんでしょう?