「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場!新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です!この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。

失敗するダイエットと成功するダイエットの決定的な違いPhoto: Adobe Stock

ダイエットが失敗する理由とは?

 多くの人がダイエットに失敗する原因はズバリ、「ダイエットのイベント化」にあります。

「よし、今日からダイエットを頑張るぞ!」と気合を入れて、昨日までとは180度異なる生活を始めます。これまで好きなものを自由に食べてきたのに、急に糖質をゼロにする。ほとんど外出もしていなかったのに突然ランニングを始める。子どもの誕生日でも自分だけケーキをガマン。雨が降ってもガマンして走る。ガマン、ガマン、ガマン…。これではストレスがたまって当然です。そして、何かの拍子にルールを破ってしまい、挫折していくのです。

 だから、挫折しないためには、ダイエットをいかに日常に取り込めるかがカギ。くっきり線引きするのではなく、ダイエット要素を日常にポツンポツンと配置していく。そして全体を見ると、ダイエット要素がある程度含まれている。つまり、3日ダイエットをして1日休む。それくらいがちょうどいいということです。

 さらに「3勤1休」には挫折しそうになったときの「抜け道」も用意されているので、転がり落ちることがありません。また、短期集中型や他者が管理するスタイルは終了した途端、欲望が解放されるのでリバウンドしやすいのに対し、「3勤1休」は3か月という時間をかけて、無理なく主体的に取り組めるのも特徴です。だから、成功率9割以上、リバウンド率ほぼゼロなのです。

失敗するダイエットと成功するダイエットの決定的な違い失敗するダイエットと成功するダイエットには明確な差がある。「3か月で自然に痩せていく仕組み実践BOOK」より。

 *本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
 著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)

著者/野上浩一郎
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。