あの経営者が何回も参った
「道を切り開く」神社は?
神様と仲良くなったら、神様のご来歴(ストーリー)に自分の願いを重ねて、相性のいい神様を探そう。日本の歴史をつくった上皇や天皇、戦国大名も神様を信仰し、力を借りて成功を祈願してきた。
現代でも、パナソニック(松下電器)の創業者で「経営の神様」と呼ばれ、1989年に亡くなった松下幸之助さんは、何回も椿大神社(三重県)を参拝したそうだ。楽天グループ創業者である三木谷浩史さんは愛宕神社(東京都)を訪れている。
松下幸之助さんがお参りしていた椿大神社の祭神である猿田彦は「道を切り開く」神様。経営の神様らしいチョイスといえよう。三木谷浩史さんが詣でた愛宕神社は、出世神社といわれている。
「彼ら経営者は、こうした特別なご来歴を持つ神様にご縁を感じて、各々の神社と神縁を結んだと思われます」
神様ならどの神様でもいいというわけではない。神様にも、それぞれに得意分野がある。なぜこの神様は縁結びなのか、金運の神様なのかなど、神様のご来歴から知ることができる。それによって、自分はどの神様にお願いすればいいのかが分かるというもの。
では、ビジネスパーソンにとって頼りになる神様はどこにいるのか。本田氏に神様のご来歴とご神徳を教えてもらった。