普通自動車の運転免許を取得してから長い年月がたち、若い頃に丸暗記したはずの交通ルールや標識を忘れてしまった。今は「なんとなく」の理解で運転している――。そうした人も少なからずいるでしょう。そこで本稿(前・後編の前編)では、誤解されがちな標識と交通ルールをクイズ形式で三つご紹介します。(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)
自動車ジャーナリストが厳選!
誤解されがちな標識・交通ルール3選
普段から頻繁にクルマを運転する人や、運転歴30年以上のベテランドライバーであっても、勘違いしている交通ルールは意外とあるもの。
本稿ではそうした熟練ドライバーでも間違えやすい交通ルールを、クイズ形式で三つご紹介します。下記の問題を解きながら、ご自身の認識が正しいかどうか、再確認してみてください。
それでは早速、クイズを解いていきましょう。
【Q.1】一方通行に「激似で色違い」の要注意標識とは?
以下の標識は「一方通行」を意味している。〇か×か。もし×の場合は、何の標識かも合わせて答えよ。
【Q.2】「左折→そのまま右車線に合流」はアリ?
クルマを運転中、「左折後すぐに右折」する必要性が生じたので、左折したタイミングでそのまま右車線に入った。この行為はルール違反(道路交通法違反)か否か。
【Q.3】中央線が「黄色」の車道で、自転車を「右側にはみ出して」追い越してもいい?
クルマを運転中、「狭い車道の左端」を走っている自転車に出くわした。急いでいたので、黄色実線のセンターラインを越えて追い越した。この行為はルール違反か。それとも、軽車両であればOKなのか。
これらの答えはどうなっているのでしょうか。