稲盛和夫氏Photo:JIJI

ダイヤモンド・オンラインで読者の反響が大きかった記事の中から、「今こそ読みたい1記事」をお届けする。今回は、2022年9月18日に配信された記事『「人命と利益どちらが大事か」稲盛和夫氏がJAL再建中に放った納得の回答』(イトモス研究所所長 小倉健一著)をご紹介する。

羽田空港で起きた悲劇
日本航空と海上保安庁の航空機が衝突

 1月2日、東京の羽田空港において、日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突するという異例の事故が起きた。JAL旅客機の乗客・乗員379人は全員が脱出できたものの、機体は炎上。一方、海保機に乗っていた乗組員6人は、5人が亡くなり、1人が大けがを負うという悲劇となってしまった。

 あらためて航空業界における安全性の大切さを突き付けられたこの事故を受けて、JALの再建に尽力した「経営の神様」稲盛和夫氏の言葉を振り返る記事をお届けしたい。

「会社にとって、安全が大事なんですか、利益が大事なんですか」――。稲盛氏は、JALの幹部からそう問い詰められたことがあった。それに対して稲盛氏は、示唆に富む納得の回答をしている。多くのビジネスパーソンが一度は悩んだことがある問いに対する、「経営の神様」の答えとは?