「週刊ダイヤモンド」1982年1月2日号では「社長が選んだ現代の名経営者」という特集を掲載している。特集『社長が選ぶ現代の名経営者』(全6回)の#4では、約40年前の記事を再掲し、当時の現役社長が選んだ「名経営者」16人の顔ぶれを紹介する。パナソニック創業者、松下幸之助と宝塚歌劇団をつくったあの経営者がトップだった。顔ぶれからは40年前の理想のリーダー像が浮かび上がる。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)
現役社長が選ぶ現代の名経営者
松下幸之助と小林一三が首位に
現役社長が、現代の名経営者(故人を含む)としてだれを選ぶか。初の試みでもあり、興味津々であった。
結果は、写真と選択理由の一部を付して別掲した。東宝創立者の小林一三(故人)と松下電器産業創立者の松下幸之助(現相談役)を選んだ社長が比較的多かったが、その2人以外にも多くの経営者の名前があげられた。
次ページでは、当時の現役社長が挙げた全16人の顔ぶれを紹介する。財界四天王と称された名経営者や「ミスター合理化」という異名を持つ大物財界人のほか、「経営の神様」と後に称されるあの経営者も40年前から名経営者に名を連ねている。また、当時の経営者が注目する歴史上の人物についても、回答した経営者の名前とともに紹介する。