平均7時間半睡眠を続けることによって、自ずと朝から脳内に幸せを感じます。そして、仕事も滞りなくスイスイはかどります。

 最新の脳科学では、7時間半睡眠の人がもっとも死亡率が低いことが解明されています。ただし、寝れば寝るほどいいということではありません。睡眠時間が9時間を超えると、死亡率が上がってくることもわかっています。

書影『中高年が朝までぐっすり眠れる方法』『中高年が朝までぐっすり眠れる方法』(アチーブメント出版)
加藤俊徳 著

 また、睡眠のゴールデンタイムは夜9時~3時くらいの時間帯です。7時間半を確保さえすれば、どの時間帯に寝てもいいというものではなく、夜9時~3時の時間帯に寝ることによって睡眠の質は高まり、もっとも効率良く脳や心身を休めることができます。

 重要なのは、夜9時台に眠くなるように生活を組み立てることです。

 夜の10時前後から7~8時間寝て、朝パッと起きて活動を始めると、夜も布団に入ればすぐにパッと眠れるようになります。一日中いきいきと過ごせます。寝覚めの良さは寝入りの良さとつながり、毎日に充実感をもたらしてくれます。