契約金の後払いは
非常に考えられた提案

 今回は、大谷選手の7億ドルの巨額契約をテーマに、所得税について検討しました。実際、大谷選手の後払いの提案によりドジャースのぜいたく税は大幅に抑えられ、球団はさらなるチームの補強が実現できます。

 それだけではなく、大谷選手個人にとっても、残りの年俸を受け取る10年後に、ご紹介したような「タックス・ヘイブン国」へ移住することで連邦税や州税の課税を回避でき、200億円もの節税効果があると考えられます。

 今回の後払い契約は、私たちの想像を超える驚きの内容でしたが、税金面から見ても、非常に考えられた提案だったのです。