定年後の働き方、どんな選択肢があるの?
早い人では40代のうちから、定年後の働き方について考え始めます。そのくらいになれば、社内におけるだいたいのポジションも見えてきますし、身の振り方を真剣に考えようと思うのも、不思議ではありません。
定年後の働き方については、大きく3つの選択肢があります。それは、(1)継続雇用(再雇用)、(2)再就職(転職)、(3)起業・独立(フリーランス)。このうち、もっとも現実的に考えられるのは、社内の継続雇用( 再雇用)制度を利用する方法です。60歳で定年を迎え、そのまま同じ会社、あるいは子会社やグループ会社などで雇用契約を結び直して働くパターンは、とてもイメージしやすいものです。
一方、「同じ会社でかつての部下のもとで働くのは嫌だ」、「まったく別の職場で新天地を切り拓きたい」という声も聞きます。そういう場合は、再就職の道を模索することになります。
最後の選択肢は、起業・独立(フリーランス)という道です。これまでのキャリアや人脈を活かして、新しいチャレンジをすることも十分に考えられます。メリットは雇用契約と違って、生涯現役を目指すことも可能だということ。収入の変動は3つの選択肢の中では大きいものの、事業内容によってはコストを抑え、自分ペースで働くこともできます。