成田修造「スタートアップは日本に残された唯一の希望」#4Photo:DIAMOND

史上最年少(当時)の25歳で上場企業の副社長として企業経営に携わり、現在は起業家、エンジェル投資家として活躍する成田修造さん。実は、若手論客として名高い米イエール大学助教授・成田悠輔さんの弟でもある。両親に頼れない家庭環境だったことから4歳上の兄に強く影響されたという成田さん。「これからの時代は、IT、ファイナンス、起業家精神の掛け算が重要になる」と兄から告げられたことで、考え、実践してきたこととは?(聞き手/ライター 正木伸城)

本連載は、スマートニュースとダイヤモンド・オンラインの特別共同企画です。

「中学受験は廃止したらいい」

――成田さんが日本の教育事情に物申すとしたら何かありますか?

 中学受験なんか早く廃止したらいいんじゃないですかね。実は、中学受験の問題を解いてみたことがあるんですね。論理的思考を身に付けさせるという名目の問題もあるというから。で、実際の問題が「キリンの首はなぜ長いのか」だったりするんです。模範解答としては、「高いところのモノを取りたかったから」といったことみたいで。「いったい、これを解いて何のためになるんだ?」って驚きました。

 そんな問題を解かせるよりも、「あなたは何が好きですか?」「何がやりたいですか?」「それに向けてあなたは何をしたいですか?」と問い続けた方が絶対にいい。そういった興味・関心のある事柄に子どもを飛び込ませて、社会に触れさせ、世界に触れさせ、「ああ、世の中ってこういう風に変化しているんだ」と肌で感じさせる機会を設けた方がいい。あるいはChatGPTを触らせた方がいい。

 その方が、世の中をよっぽど理解できると思うんです。今は、「変化対応力」が求められている。なら、子どものうちから社会のダイナミズムの渦中に放り込んだ方がいいと思う。

――はやりのプログラミング教育についてはどう思いますか?