米国防総省は海外の新たな脅威に対抗するために先進兵器システムを開発したいと考えている。だが多くの防衛関連企業は赤字になる可能性があるプロジェクトを回避している。  業界の不満は何カ月もくすぶっており、先週、最高潮に達した。ノースロップ・グラマンは先週、長距離戦略爆撃機「B21レイダー」の最初の複数機の製造について12億ドル(約1770億円)の費用を計上すると発表した。新型機は核兵器搭載能力を持つ見通しで、中国やロシアによる軍事行動を抑止する取り組みの中心的存在となるものだ。