ソフトバンク甲斐拓也、ヤクルト中村悠平は日本トップ級!MLBで注目の「捕手の技術」とは?Photo:PIXTA
*本記事はきんざいOnlineからの転載です。

 往年の名選手であり名監督とも称された野村克也氏は「優勝チームに名捕手あり」という名言を残し、野球というスポーツにおいて捕手がいかに重要なポジションであるかを説いた。しかし、2023年のポジション別全球団平均年俸によると、捕手への評価が年俸に反映されていないようにも思われる(図表)。

 さらに、一流選手の証となる1億円プレーヤーのポジション別割合は外野手が20.8%、投手が20.0%、内野手が16.2%であるのに対し、捕手は10.4%にとどまる。その理由として、捕手の分業制が進み出場機会が減少したこともあるが、一番の要因は、野手は打撃による貢献が年俸に反映されやすい傾向にあることが挙げられる。確かに、ポジション別の平均OPS(出塁率+長打率)を見ると内野手が.682、外野手が.677であるの対し、捕手は.639と差がある。

 守備を評価するにしても、守備力を定量的に評価する指標は「守備率」(エラーをしない割合)など限られている。ましてや、捕手の守備力については印象によるものが大きく影響しがちで、その最たる例として「リード」がある。