式場にガチ抗議で挙式を実現したが
人間関係でさまざまなしこりも
「挙式1週間前の打ち合わせで、急にプランナーさんから『不安な人もいると思うので、当日は参加するゲストの方全員にワクチン接種証明書か、PCR検査の陰性証明書を持ってくるよう伝えてほしい』と言われて、意味がわからなさすぎて号泣しました。『こんな状況で来てもらうだけでも申し訳ないのに、接種してる人としてない人で区別みたいなことしたくないです!』と訴え、証明書提出が必須ならもう挙式はやりたくない、とガチ抗議しました。結局、式場側にかなり嫌な顔をされつつ、許してもらいました」
式自体はつつがなく終わった宮田さんだったが、結婚式をきっかけに人間関係において、さまざまなしこりが生まれたという。
「挙式前日に『コロナがやっぱりちょっと怖くて…ごめん!』とドタキャンしてきた友人が、翌週には飲み会に参加していて、全然ふに落ちませんでした。後日、彼女から『ドタキャンしちゃったし、ご祝儀だけ払わせて!』と連絡が来たので、渡す予定だった引き出物とお菓子を持って、片道1時間かけて会いに行ったのですが、ご祝儀は1万円。気持ちはありがたかったですが、ゲスト1人当たりの飲食代で2万円はかかっていたので、正直モヤモヤしましたね……。トドメに『今回も延期するかと思ってた~』と、笑いながら言われたのもつらかったです」
また、結婚式に参加した会社の上司について「今でも許せない振る舞いがあった」と、唇をかみ締める。
「お世話になった上司には、悩みに悩んで個別でちょっといい引き出物にしたんです。しかし、後日上司に『引き出物って何入ってましたっけ? え!? そんなのだった? どこやっちゃったかなー』と言われ、完全に忘れ去られていたんです。無駄なことをしなければよかったと本当に腹立たしいです」
幸せいっぱいな結婚式だが、ひとつの振る舞いで誰かが不愉快になりかねない。最低限の礼節をもって祝いたいものである。