米国で10代の若者に対するソーシャルメディアの影響力に対抗しようとしているのは連邦議会だけではない。州政府も同様だ。ニューヨーク州の当局者は、SNS(交流サイト)のコンテンツ表示の順位などを左右するアルゴリズムを制限しようとしている。他の州では特定の種類のコンテンツから子どもたちを守ったり、未成年者のアカウント登録を制限したりする取り組みが行われてきたが、法律上の障害に直面している。ニューヨークが成功すれば、他の州に法的問題を乗り越える道筋を示すことになりそうだ。ニューヨークのレティシア・ジェームズ州司法長官(民主)は「子どもや10代の若者は困難に直面している」と述べた。その上で、州の規制案は「ニューヨークの子どもを守り、他が追随する前例になるだろう」とした。