ガザ地区南部ハンユニスの爆撃で破壊された住宅地では、がれきの下に地下施設が広がっている。イスラエル当局者によると、施設はイスラム組織ハマスの幹部を避難させるために建設され、ハマスが拉致したイスラエル人の人質の拘束にも一時使用された。地味な一軒家に隠された入り口の縦穴を下りると、洗練された隠れ家に出る。そこにはガスコンロや冷蔵庫のある台所が複数あり、寝る場所、トイレもあった。トイレの一つは熱帯地帯の海辺のモザイク画で装飾されていた。金属のかんぬきがかかった扉の向こうには監禁室に改造された部屋がある。イスラエルの捜査当局者の話では、DNAなどの法医学的証拠からみて、ハマスの戦闘員が昨年10月7日にイスラエル南部を攻撃した際に連れ去った少なくとも12人がこの監禁室か地下施設のどこかで拘束されていた。
ガザ南部の地下トンネル、記者が見た内部
ハマス幹部や人質が居住した地下道には台所や金属製の門なども
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