米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は13日、エジプトの首都カイロで中東諸国の政府高官らと会談し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘停止と人質解放に向けてイスラエルとイスラム組織ハマスが合意に達するよう働きかけたが、大きな進展はなかった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。関係者らによれば、バーンズ氏はイスラエルの情報機関モサドのデビッド・バルネア長官、エジプト総合情報庁(GIS)のアッバス・カメル長官、カタールのムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ首相と会談した。エジプト政府当局者らによれば、バルネア氏率いるイスラエル情報機関のチームは13日夜にカイロを後にした。交渉では停戦期間の長さや人質1人と引き換えに釈放されるパレスチナ人の囚人の数などを巡り、大きな隔たりが埋められなかったという。