エジプトはパレスチナ自治区ガザの境界近くのシナイ半島の砂漠に、壁で囲われた20平方キロメートルの囲いを建設している。イスラエル軍によるガザ南部への進攻に伴い難民が大量に発生する事態を懸念しているためという。エジプト当局者と安全保障に詳しいアナリストらが明らかにした。エジプトはここ数週間、パレスチナ人の流入を防ぐため境界沿いの警備を強化してきた。兵士や装甲車を配備し、フェンスを強化している。新たな囲い地の建設は、ガザ住民が大量に押し寄せた場合の緊急対策の一環となる。エジプト当局者によれば、新たな難民キャンプは10万人以上を収容できる。周囲はコンクリートの壁が囲む。まだ組み立てられていないテントが大量に運び込まれているという。