ハイテク株が米国の株高をけん引し、一握りの人気銘柄が相場全体を大きく押し上げている。マイクロソフトは米企業の中で最大の企業価値を誇る。その年は1999年だったが、「QQQ」として知られる上場投資信託(ETF)の「インベスコQQQトラスト」が市場にデビューした年でもある。QQQの登場は、ある意味で投資の世界を一変させた。だが、ハイテク投資家は25年が経過した現在でも、当時と重なるような相場環境や疑問に直面している。かつてドットコムバブルの発生・崩壊の代名詞ともなっていたQQQは今や、運用資産が2500億ドル(約38兆円)規模に上る巨大ファンドに成長した。投資家の大小を問わず、積極的に主要ハイテク株を取引する代表的な手段となっている。
ハイテク投資のQQQ、25年で38兆円ファンドに成長
投資家は同ETF開始時の1999年と重なるような相場環境や疑問に今も直面
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