腹筋が締まる人と締まらない人は「考え方」が違う【15分で効率よく鍛える動画解説付き】Photo:Getty Images
*本記事はEsquireからの転載です。

 紹介するのは、全力を使って超短時間で行う腹筋トレーニングです。しっかり取り組んで、無駄なく引き締まった腹筋とどこから見てもたくましい体幹を手に入れましょう。

 今回紹介する「究極の腹筋トレーニング方法」は、延々と何時間もかかりませんし、イライラするようなシットアップ(上体起こし)もクランチも全くしなくていいのですから、文句なしのトレーニングと言えます。

 実のところ、身体が必要とする強い体幹(およびあなたが手に入れたがっている引き締まった腹筋)を実現するには、思ったほど時間はかかりません。1日にわずか15分でいいのです(場合によってはもっと短時間で済みます)。

腹筋を鍛えるコツ:筋肉の使い方を理解し思考を変える

 腹筋を鍛えるコツは、「トレーニング中でなくても、腹筋は働いているはず」という理論を理解することです。引き締まったシックスパックは、単なる自慢の種だけではありません。腹筋と体幹はあなたの姿勢を一日中支えているのですから…。会議中に座っていようと立っていようと、あるいはジムで身体の他の部位を鍛えているときにも、腹筋と体幹は働いているのです。

 体幹は椅子に座っているときも休まず、エンジン回転中のはずですし、例えばダンベルを肩の上に押し上げるショルダープレス、あるいは上腕二頭筋カールをしているときにも、胴体を正しい姿勢に保つために活発に働いているのです。

 そうした動きをするための体幹を築き上げるには、何時間もかかりません。15分で手早くできるトレーニングという点に集中して考えれば、さまざまなアイデアが浮かんできます。

体幹とは何でしょうか

 腹筋だけを鍛えていては無意味です。それでは、体幹のごく一部を動かしているにすぎません。それよりも体幹全体を一体化して、鍛えることに集中しましょう。つまり腹筋、腹斜筋、脊柱伸筋、そして殿筋という筋肉を全て同時に機能させるのです。実生活において体幹は、このように全体的に動きますし、今回紹介するトレーニングでも体幹全体をフルに使います。

体幹トレーニング:4つの構成を考えましょう

 限られた時間で体幹を鍛えるには、どんなことができるか理解しましょう。

 ここで体幹トレーニングを4つの目的に基づいて考えてみます。全方位型の体幹トレーニングを行えば、何らかのカタチでこの4つの目的を達成でき、しかも、素早く行うことが可能です。

 なぜならこの4つはほぼ、互いに関連し合っているからです。