カスケードダウンは、「人(=社員)が中心の経営」です。経営の中心に社員を置くと、経営トップと同じように、社員も経営戦略=「目的」を理解し、目的の実現のために自分がとるべき「手段」を自分の頭で考えるようになります。

 当事者意識が生まれた社員ほど強いものはありません。日々の仕事を自社の成長につながる仕事へと自ら変革していき、経営者が望む結果を生むことにつながるのです。
では実際にどうやってカスケードダウンによって経営戦略を浸透させ、経営が期待する成果に結びつけていくのでしょうか?

『カスケードダウン――人と組織が自ら動く経営戦略の浸透策』では、具体策として三つのステップを紹介していきます。

「経営戦略を策定したが結果が出ない」「改革が一向に進まない」「人的資本経営に取り組みたい」、そうした企業の経営者、事業責任者、人事担当者、企画担当者の皆さんには、ぜひ本書を参考にカスケードダウンを実践していただければと思います。

カスケードダウンカバー