リモートで副業
という選択肢
IT関連やコンサルティング業務であれば、ビデオ会議システムのZoom、ビジネスチャットツールのスラックやチャットワークなどのコミュニケーションツールを使えば、業務連絡や打ち合わせはすべてオンラインで完結できます。
仕事の資料などがクラウドで管理されていれば、場所にとらわれずに仕事ができますから、たとえば東京の会社に勤めながら、リモートで地方の会社で副業をすることだって十分に可能です。
SNSはもちろん、クラウドワークスが提供する「クラウドリンクス」というサービスなど、副業ワーカーを募集する仕事のマッチングサイトなども普及しており、仕事を探すコストも10年前と比べると比較にならないほど低くなりました。
副業で年収100万円増
大企業やITベンチャーでも、新卒3~5年目であれば年収500万円に届かないくらいが一般的だと思いますが、副業で年収を50万~100万円ほど増やしている人もいます。
年収100万円増といえば月収換算で約8万円増ですから、本業でこれだけの月収を増やすのは簡単ではないでしょう。
でも副業なら、週末や夜の時間を使って月に5万~10万円程度を得ることも不可能ではありません。
通勤時間分を
副業にあてる
もし今勤めている会社でリモートワークが認められるのなら、通勤時間がなくなることで生まれた時間を副業にあてるのも1つの手です。
これまで片道1時間、往復2時間×5日間で週10時間(月40時間)を通勤にあてていたとすれば、リモートワークで浮いた通勤時間に副業をすれば、年収100万円アップも決して夢ではありません。
単純計算ではありますが、時給2000円×月40時間で、平日だけでも8万円稼げるようになる計算です。
「本業80%:副業20%」
という目安
もちろん、毎日リモートワークが認められている環境にある人は限られるかもしれませんが、平日は週に数日、さらに週末にプラスアルファの時間をかけられるならば、より収入アップにつながります。
もしも現在の給料に不満を感じているのなら、たとえば「本業80%:副業20%」といったイメージで複数の仕事を持てば、収入を増やしやすくなるでしょう。
※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。