鳥山先生が「地球のみんな」にくれたもの
海外のニュースを見ると、アイルランド人は「幼い頃からいじめに遭い、落ち込んでいたが、ドラゴンボールを見始めたら、すぐに夢中になった」と話し、ウェールズの女性は「ドラゴンボールで孤独な時期を乗り越えることができた」と語っていた。
悟空が自分の鍛錬によって道を切り拓く姿に、勇気をもらったという声もあった。世界中が悟空を、ドラゴンボールを、同じように見て、感じていた。
原作のラスト、悟空は地球のみんなから元気をもらい元気玉で魔人ブウを倒したが、鳥山先生は逆にドラゴンボールを通して地球のみんなへ元気を与えていた。そして、その元気をもらい僕らは大きくなってきた。
僕らは鳥山明の子どもなのだ。