青い毛皮のマペットで架空の通りに住むクッキーモンスターでさえも、スーパーマーケットの通路に潜む現実の「厄介者」にはうんざりしている。 「シュリンクフレーション(ステルス値上げ)は大嫌いなんだ!」と、テレビ番組「セサミストリート」のキャラクターはXで62万6000人のフォロワーに向けて書き込んだ。企業が製品の価格を下げずに中身を減らすシュリンクフレーションは、米国人がこの30年間で最も多くの手取り収入を食品に費やすようになったいま、大きな話題となっている。シュリンクフレーションは企業の利益につながるが、政治家たちはそれを強欲と呼ぶ。現在、この現象は至る所で見られる。1ロールのトイレットペーパーのボリュームが少なくなったり、1本のジュースの量が減ったり。クッキーが小さくなっても以前と同じ値段だ。