ビリー・アイリッシュ
「脱イブニングドレス」のスタイリング
メンズ、特にテーラードファッションのプロとしては、おこがましく女性陣のイブニングドレスを語るわけにはいかないのですが、史上最年少で2度目のオスカーを受賞したビリー・アイリッシュ氏の個性を表す自然体ファッションには、触れておきたいです。
兄であるプロデューサー、フィニアス・オコネル氏と『バービー』のサウンドトラック「What Was I Made For?」でオスカー歌曲賞を受賞した彼女のジャケットスタイルは、格調の高さを感じるシャネルのツイードセットアップ。
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レッドカーペットには、華やかなデコルテでややもすればセクシーさが強調され過ぎるドレスの女性スターが溢れる中、シャツのボタンをきっちり上まで止め、ソックスとストラップパンプスを合わせたスタイリングが、清潔感と賢さを感じさせる小道具として非常に効いています。
胸元の赤いピンバッジはガザ停戦を呼びかける平和へのメッセージを持っています。今回のアカデミー賞でチラホラと見かけました。