新日本酒紀行「木内酒造」バスは東京駅から木内酒造の製造拠点を巡る Photo by Yohko Yamamoto

常陸野の酒と食を体験!酒造りの拠点を巡るバー付きバス

 茨城県那珂市で1823年に創業した木内酒造は、日本酒「菊盛」の他、「常陸野(ひたちの)ネストビール」が有名だ。1996年に製造を開始したビールは、海外のコンクールで受賞を重ね、製造量の半分を40カ国に輸出する。2016年からウイスキー造りにも取り組み、20年に蒸溜所を新設。食と酒を楽しむ場を都内で展開し、国内外のファンが集う。「製造の現場を見たい」という声が多く、社長の木内敏之さんは、東京駅からのバスツアーを考案。離れている蒸溜所とブルワリーと酒蔵をつなぎ、酒に合う地元素材の食を提供する。バスの中でも酒を楽しんでほしいと、バーカウンターを設け「バーバス常陸野」と名付けた。