米東部メリーランド州ボルティモアで大型貨物船が推進力を失い、衝突した橋が崩落した事故について、汚染燃料が関係していた可能性が調査されることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。調査担当者らは26日午後の時点で、事故を起こした貨物船「ダリ」にはまだ乗り込んでいない。貨物船は崩落したフランシス・スコット・キー橋の橋脚部分で立ち往生しており、数週間にわたって現場にとどまる可能性がある。ダリは26日の早い時間に出港した後、1時間ほどで船内の電気が点滅を開始。米沿岸警備隊(USCG)の報告書によれば、水先人とそのアシスタントは貨物船が橋に衝突する前に、電力系統のトラブルや推進力が失われたことを伝えていた。