【ドルジュキウカ(ウクライナ)】ウクライナの急襲部隊は昨年8月、装甲車両を静かに約4キロメートル進めると、驚くロシア兵の一団に300発の銃弾を発射した。  運転手も射手も乗っていないこの車両は地上ドローン(無人機)だった。ウクライナは敵の部隊への攻撃や地雷の撤去・敷設、負傷兵の救助に、こうしたロボットのような車両を使うことが増えている。  2年前にロシアが侵攻を開始して以降、ウクライナは空と海にドローンを投入し、戦争のやり方を根本から変えた。