「酒を飲める方がモテる」は本当なのか
酒好きの意見が深かった
それでは、酒と恋愛の関係はどうだろうか。下戸のA氏は婚活アプリを利用したことがあるという。
「酒を好むかどうか、相手が飲む人が良いかどうかをチェックする欄が大体のアプリにありますよね。不利だと感じたことはあまりないです。逆に飲めるにチェックした友人が『じゃあワインも詳しいですか?』とハードルを上げられたことがあるそうで、その方がキツいなと思いました」
一方、酒の好きなC氏は言う。
「自分が酒好きなので相手も飲んでくれる方がうれしいですが、『自分に合わせて飲まないでほしい』とか言われない限りは気にしないと思います。婚活アプリで条件を指定できるのは便利ですが、『喫煙する人だけはNG』だった友人が、仕事で出会った喫煙者とあっという間に結婚した例を見ているので、恋愛って何が起こるかわからないですよね(笑)」
A氏~C氏含め、複数の人とこのトピックを(酒席で)話してみたところ、酒の力でおいしい食べ物がよりおいしく感じることはあるものの、人間関係が円滑になるかと言えばそれは微妙であり、円滑になった場合は、それまでにそれなりの土台が築かれているからではないかというあたりに落ち着いた。
むしろ酒の力で強引に距離を縮めようとする姿勢の方が、現代では疎まれるし、警戒されかねない。
酒の席なら腹を割った話ができることもあるかもしれないが、それもそれぞれの酒席への考え方によるところである。対策としては、宴席での効果に何を求めるのか、求めないのか、それが一致しない人とは飲みに行かないほうがマシ、ということくらいであろうか。