ブロックを積んで壊すだけで子どもの学力爆上がり、マインクラフトで養われる「力」とは『子どもの能力が伸びるマインクラフトの使い方』45ページより(掲載はモノクロ)

2023年10月に累計販売数3億を突破した世界一の人気ゲーム「マインクラフト」は、子どもの能力や学力の向上につながり、気づけば学校での授業を先取りしていた、ということも十分に考えられます。基本的に、「ブロックを積む、または壊すことで、何かを作っていく」サンドボックスゲームが、なぜ学習シーンに好影響をあたえるのか。本記事では、プロマインクラフター・タツナミシュウイチ氏の初著書『子どもの能力が伸びるマインクラフトの使い方』(ポプラ社)から内容を一部抜粋・編集して、マインクラフトが日々の学習にどのように役立つか、教科ごとに取り上げ説明していきます。

国語――コミュニケーション力・プレゼン力が育つ

 マインクラフトで友達と遊ぶと、そこには必ず会話が発生します。何をするか、どんな風にするかを決め、誰が何をするかも決める必要があるからです。

 お子さんは、自分はどうしたいかを相手に伝えると同時に、相手がどうしたいかを理解し、その上で、合意を取ることになります。これこそがコミュニケーションだと私は思います。

 一方的に自己主張をするだけではなく、相手の気持ちを聞く力が不可欠なのです。