(7)ドラゴンフラッグ

理由:この動作では、腹筋よりもはるかに多くの筋肉を使います。上半身、股関節屈筋、臀部、腰の全てが身体を支える必要があるため、体幹を鍛えるのに最適な動作です。

方法:仰向けになり、ベンチを頭の後ろで持ちます。膝を曲げて足を天井に向かって蹴り上げ、背中と腰をベンチから離します。ゆっくりと身体を元の位置に戻します。この動作を繰り返します。

バートンのひと言:重力に逆らってコントロールしながら身体を下ろしているだけなので、重力のもとで異常に身体を伸ばしていることになります。脚を使った動作をするとき、基本的に体幹が強くない人は前傾姿勢になり、腰が痛くなりやすい傾向にあります。それに対するアドバイスは、膝を少し曲げて股関節屈筋への圧力を和らげることです。そうすることで、骨盤が引っ張られる力が軽減されるのです。

(8)ロシアンツイスト

理由:ボクシング、ボート、ランニング、カヤックなど、さまざまなスポーツでは回転運動をマスターする必要があります。したがってロシアンツイストのような動作を取り入れれば、体幹の強度が向上し、他のスポーツで見られる動作を再現するのにも役立ちことになるでしょう。

方法:ウェイトプレート、ダンベル、ケトルベル、またはサンドバッグを持ち、腕を伸ばして脚を床から離して座ります。上半身をすばやく左右にひねります。

(9)バーベルロールアウト

バーベルロールアウトをする男性

理由:ロールアウトは体幹全体に負荷をかけ、体幹を使いますが、動作が進むほど難易度が上がる点に注意してください。

方法:バーベルに5kgのプレートをセットし、肩幅のオーバーハンドグリップで、バーを握ります。肩をバーベルの真上に置き、ゆっくりとバーベルを前方にロールアウトします。ポーズをとってから逆の動作を行います。無理のない範囲までロールアウトしますが、腰を無理に下げる必要はありません。