(13)ターキッシュゲットアップ

理由:安定性、機動性、バランス、強さ。ターキッシュゲットアップはそれらを向上させます。

方法:横になり、右肩のすぐ上にケトルベルを持ちます。右腕を伸ばしてケトルベルを真上に押し上げ、左腕は身体の横に伸ばします。右膝を曲げて身体全体を半分ひねり、右足を床につけます。立ち上がる間、右腕は伸ばした状態のままでケトルベルから目を離さないでください。ゆっくりと逆の動作を行い、横向きに戻ってからケトルベルを肩の位置まで下ろします。

バートンのひと言:ターキッシュゲットアップは一見シンプルに思えますが、注意が必要です。つまり、頭上でウェイトを安定させるのは信じられないほど難しく、床から立ち上がるまでの動作とは全く別の領域になります。強さだけでなく、バランスや調整など、体幹の他の側面にも注目しなければならないからです。

関節の位置など、自分が今何をしているのかを認識する必要があるのです。これらの全てが重なり合うことで、筋肉や神経系にとんでもないストレスをかける状態に置かれることになります。これが高度な動作である理由です。

(14)Lシット

理由:Lシット(L字座り)は初心者向けではありませんが、できる人にとっては、この動作が正中線(人間の前面又は背面の中央を縦にまっすぐ通る線)の安定性と強さを示すことになります。

方法:手を床につけ、指を前に向け、腕を完全に伸ばし、脚を床と平行になるまで上げます。そして、その姿勢を保ちます。

(15)ベアクロール

ベアクロールをする男性

理由:ジムでクマのようにハイハイするのは、少し馬鹿げているように感じるかもしれません。ですが、全身の筋力、バランス、協調性を鍛えることができます。奇妙な目で見られるかもしれませんが、いずれはきっとあなたも納得してくれるはずです。

方法:手のひらを床につけ、つま先立ちで膝を床から離し、背中を平らにします。ここから手とつま先を使って前進し、脚と膝を手よりも少し大きく蹴り出してスピードを出します。次に、手とつま先を後ろに押してスタート位置に戻ります。