「売春」していない日本人女性が海外で差別される可能性
では、そういうシビアな現実を踏まえて、これからの日本でどんな問題が起きていくのかを考えていきたい。まず、我々が覚悟をしなくてはいけないのは、日本人女性への差別と身の危険だ。
既にアメリカ本土やハワイで日本人女性が入国を断られるというケースが増えている。観光目的でやってきたのに、売春が目的ではないかと疑われて、税関職員から侮辱的な質問もされた人もいる。
日本人女性による「出稼ぎ売春」が増えていけば当然、このような偏見も強まっていくので、普通に観光をしているだけなのに「日本人娼婦だろ?いくら?」なんて声をかけられてしまうこともあるだろう。
また、世界の中では宗教や秩序維持の観点から、セックスワーカーを汚らわしい人々だとさげすむだけではなく、どんなひどい仕打ちをしてもいい存在だと迫害するような国もある。知識不足からそういう国で売春をして、犯罪やトラブルに巻き込まれる日本人女性も出てくるだろう。
そして、日本という国として直面するのは、他国による「反日キャンペーン」への利用だ。
中国や韓国、北朝鮮の政治家は、内政問題への国民の目を逸らさせるためにも、定期的に反日感情を扇動する必要がある。「歴史問題」はその代表的なものだが、これからは「日本人女性の売春」も攻撃材料にされるおそれがある。
と言っても、叩くのは売春をする日本人女性ではない。彼女たちを搾取して売春させるように追いやる「日本人男性」や、日本社会だ。
海外で「出稼ぎ売春」をする日本人女性の動機はさまざまで、「夢のためにお金をためる」「生活が苦しいのでバイト」という人もいる。しかし、やはり多いのは「ホストに貢いで莫大な借金を抱えたので返済のため」というパターンだ。