MINIはドライビングだけでなく、ライフスタイルそのものを楽しむクルマの代表。BMWが手がける第4世代のMINIがデビューした。発表会にはデザイン責任者のオリバー・ハイルマー氏も来日。さらにチャーミングになった造形をアピールしてくれた。BEVも登場した最新MINIはいままで以上に惹かれる。
MINI史上初の試みが
始まろうとしている
MINIが新世代へと飛翔した。先日、新しい3ドアハッチバックのMINIクーパーとMINIカントリーマンがお披露目されたのだ。HBモデルは従来グレード名だった“クーパー”がシリーズ名称となり、ピュアBEVモデルが新登場。カントリーマンは、モデルチェンジを機に“クロスオーバー”から名称を一新すると同時に、日本仕様にもBEVモデルが加わった。
MINI新世代化の兆候は昨年から見えていた。スタートは2023年3月のクラブマン“ファイナルエディション”の発表。クラブマンは5ドアハッチバックと競合していたものの根強い人気を誇っていた。それが終わることが宣言されたのだ。1969年に端を発するモデル名の終焉はそれなりに意味があると感じた。それから半年後、昨年9月にMINIカントリーマンがワールドプレミアされ、新型はBEVをラインアップすることがアナウンスされた。BEV登場は、新規プラットフォームの採用を意味する。いよいよBEV時代に移行。MINI史上初の試みが始まろうとしている。