吉野家、すき家、松屋…「圧倒的な牛丼王者」は?ヒントは牛丼通を唸らせる、凄すぎる裏メニュー写真はイメージです Photo:PIXTA

主要業界・主要企業における月次の業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、8月度の牛丼チェーン編だ。

吉野家、すき家、松屋…「圧倒的な王者」は?
ヒントは凄すぎる“裏メニュー的商品”

 牛丼チェーンの主要3社が発表した2024年8月度の月次業績データは、以下の結果となった。

◯松屋(松屋フーズHD)の既存店売上高
8月度:前年同月比120.8%(20.8%増)

◯吉野家(吉野家HD)の既存店売上高
8月度:前年同月比111.9%(11.9%増)

◯すき家(ゼンショーHD)の既存店売上高
8月度:前年同月比112.1%(12.1%増)

 今回取り上げる3社とも2桁の増収を記録していて、好調に見える。

 しかし、実は吉野家・すき家・松屋の間には、この数字だけでは見えてこない格差がある。さらに各社の月次データを時系列で確認すると、圧倒的な勝ち組である「牛丼王者1社」が判明した。

 その1社を示すヒントは「裏メニュー的商品がSNSで話題であること」だ。これで分かったあなたは、かなりの牛丼通だ!“推し”の牛丼屋かどうか、早速確認してみよう。