当てはまる数が……

0個危険度10%未満→今は大丈夫そう。でも、今から体幹を鍛えておくと、さらにグッド!
1~3個危険度50%以上→あなたの体幹は衰えはじめているかも。今のうちに鍛えよう。
4~5個危険度80%以上→今すぐ体幹を鍛えるべき!できるところから挑戦を。

体幹が弱い人の特徴

・重心がかたより、まっすぐ立てない
・電車の急な揺れに対応できず、よろける
・長時間立つことがつらい
・すぐ座わりたくなる

そのほかのトラブル
ケガ…小さな段差につずきやすく、転びやすい。
事故…不意の事故など、急な出来事への反応が遅い。

インナーマッスルと
アウターマッスルのバランスが大事

●2つの筋肉をバランスよく鍛える

 私たちの体を構成する筋肉は2つに分けられます。体の表面に近いところにあるアウターマッスル(表層筋)と、深いところに位置し、触れたり見たりすることが難しいインナーマッスル(深層筋)です。トレーニングの成果を実感しやすいアウターマッスルばかり鍛える人がいますが、同時にインナーマッスルを鍛えることも必要。連動しながらお互いの機能を補い合うため、どちらか一方が極端に弱いとパフォーマンスが低下してしまうのです

 体幹トレーニングで重視しているのはインナーマッスル。腹筋を例にとれば、一番表層には「外腹斜筋」があり、その下に「腹直筋」と「内腹斜筋」、さらに最深部にあるのがインナーマッスルの「腹膜筋」です。腹横筋は息を吐く際、主力となる筋肉で、腹部への負担を減らすコルセットのような役割も担っています。