元消防士が株式投資で築いた資産は、なんと8億円! 三重県在住の専業投資家・かんち。49歳で早期退職してからというもの、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。その配当金の総額は、なんと年間2000万円超え。高配当株と株主優待株を組み合わせた「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資術”は、初心者の新NISAにも参考になる。「その投資術を知りたい!」と、長年著作の刊行を期待されていたものの、すべて断ってきた投資歴40年のベテランが、初めて著した話題の書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。

【資産8億円の元消防士が明かす】株で勝つ人だけが知っている! 王道にしてシンプルな「投資の鉄則」とは?Photo: Adobe Stock

株で勝つ人だけが知っている
投資の鉄則とはとは?

私の投資法は、短期間での成功を望む人たちからみれば、望ましいものではないかもしれません。

それでもやはり、自分で言うのもなんですが、私のようなやり方が“投資の王道”であり、無理なく資産を増やしていく手法だと思います。

短期間ではなく、長い時間軸で投資をする。自分の力ではなく、株自身が持っている増える力を信じる。これが投資の鉄則です。

勉強せずにテストで
70~80点とる方法

私のやり方は、株に対する知識も費やす時間もそこまで必要ではありません。

いうならば、ほとんど勉強していないのに、テストで70~80点をとれるようなイメージです。

これって、けっこうスゴイことだと思いませんか?

生活コストを減らしつつ
“自分年金”を増やす投資術

私の手法を使えば誰だって、自分の人生を楽しむ時間をしっかりと捻出しながら、お金を増やすことができるはずです。

高配当株や優待株は、買えば買うほど生活コストが下がって、使うお金が劇的に減少し、さらに株がたくさん買えるようになります。

配当利回りが高いときに、できるだけ若いうちからひたすら余裕資金を投資すれば、定年を迎える前には“自分年金”が完成します。

高配当株投資を
意外なことに例えると?

私は、高配当株投資は農業に似ていると考えています。最初に小さな芽が出て、大きく育つまでには時間がかかるけれども、手をかけた分、しっかりと育ってくれる。

そして大きく育ってくれたら、たくさんの果実がなる。いったん田んぼや畑を買ったら、その田畑自体の値段は気にしませんよね。気にするのは、「どういう作物が実るか」でしょう。

株も、いったん買った銘柄の株価はさほど気にすることなく、どういう買い方をすれば、もっとも効率よく優待や配当を受けとれるのかといった、“果実”のほうに目を向ければいいと思います。

※本稿は、『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。