「SixTONES(ストーンズ)好きな人しかわからないマニアックな情報は?」で出てきた、共感しまくりな回答とは?
いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「SixTONES(ストーンズ)好きな人しかわからないマニアックな情報は?」で出てきた、共感しまくりな回答・ベスト1Photo: Adobe Stock

「マニアックなあるある」に取り組もう

 みなさんにぜひ「大喜利」に取り組んでほしい。
 そうはいっても、どうやって大喜利に取り組めばいいのかわかりませんよね。

 一般的なものの中であれば、あるあるネタが使えます。
 しかし、専門的なものは取り扱い注意です

 とはいえ、伝わらないことが逆に面白さにつながるときもあります。
「狭さ」が驚きに変わるということです。

<お題>
「SixTONES(ストーンズ)を好きな人しかわからないマニアックな情報は?」選手権

 というお題を元にしましょう。

<回答>
「『他の人もつらいんだからもっと頑張れ』とか言うんですけど、他にも楽してる奴もいるんだから、もっと楽していいじゃん」という、この田中樹の言葉にどれだけ救われたか。そしてこの考え方がもっと広まってほしい。

 これくらいのエピソードです。
 出てくる人物は、知っている人と知らない人がいる。
 ただ、「もっと楽していいじゃん」というレベルの話は、誰しもが共感します。

 こういう「あるあるネタ」なら、雑談にも使えますよね。

<お題>
「銀魂が好きな人しかわからないマニアックな情報は?」選手権

<回答>
 実写版の撮影現場に原作者が来たがらなくて、
 主演の小栗旬が「来なかったら小栗旬之助の件で訴える」
 と言って現場に来させた。

 これは、銀魂に登場する「小栗旬之助」にまつわるエピソードです。

 漫画を読んでいないと知らないキャラクターですが、その前提知識がなくても面白いエピソードです。

 大喜利で大事なのは、いきなり面白いことを考えることではなく、とにかく素材の「数を出す」ということです。
 その素材を上の例のように「ちゃんと伝わる」という形に「加工」することで、回答に出すことができます。

「1つだけひねりを加える」という方法です。
 こういうテクニックには、いくつかパターンがあるので、ぜひ身につけてみましょう。

(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)

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日本一の大喜利アカウント
X(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。