Photo:PIXTA
主力医薬品の収益貢献などにより、2025年度はおおむね堅調な業績を収めた製薬業界。それに伴い、従業員の平均年間給与も軒並み上昇する傾向が見られた。そこで特集『26年 給料ランキング』の本稿では、公表資料に基づき、製薬大手11社の給与序列を明らかにする。併せて、各社の経営トップの役員報酬と従業員の平均年間給与の格差も比較・分析する。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)
製薬業界で相次ぐ過去最高の売上高
中外と塩野義は創業来初の大台へ
製薬業界の2025年度決算は、国内市場における薬価引き下げの影響を各社が受ける格好となった。これにより参天製薬は主力製品の売り上げ減少などを主な理由として日本市場での売り上げが前期比で11.2%ダウンし、全体の売上高も3年ぶりに3000億円を割り込んだ。ただ、26年度は増収増益基調となり、再び売上高は3000億円台を回復する見通しだ。
一方、中外製薬は薬価改定の影響を受けつつも、新製品や主力製品が収益を後押しし、売上収益、営業利益、当期利益がいずれも過去最高を記録。特に営業利益は、初めて6000億円の大台を突破した。また、アステラス製薬、小野薬品工業、エーザイ、塩野義製薬なども過去最高の売上高を更新。塩野義製薬は創業来初となる当期利益2000億円超を達成している。
かねて大手製薬会社は、総じて平均年間給与が1000万円を超える好待遇の業種として知られてきた。25年度の有価証券報告書を見ても、売上高3000億円以上の主要11社(武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬、第一三共、中外製薬、エーザイ、協和キリン、小野薬品工業、塩野義製薬、住友ファーマ、ロート製薬)の大半で、その高水準が維持されている。次ページでは、その具体的な給与序列と経営トップとの報酬格差を明らかにする。







