通っている中学校から2人の友人と出てきた翔君は、そのうちの1人の家に直行しました。立派な戸建ての2階にある友人の部屋でゲームをしたり、お菓子を食べて談笑している様子が伺えました。

 2時間ほどした19時頃に家を出た3人は、歩いて10分ほどの小さな公園に入りベンチに座りました。その後、人けのない公園で3人は慣れた手つきでたばこを吸い始めました。見た目からは普通の中学生に見えた3人の行動に私は少々驚きましたが、証拠として顔がはっきりわかるように撮影しました。

 30分ほどたばこを吸いながら談笑した後、3人は別れて、翔君は20時過ぎに帰宅しました。増永さん夫婦はまだ帰宅していないようで、レースカーテン越しに一人で用意されていたご飯を食べる翔君の姿が見えました。

 22時過ぎに増永さん夫婦が帰宅した頃には、翔君は戸建ての2階にある自室に入っていました。

 23時前に翔君の部屋の電気は消え、午前1時頃には家の全ての電気が消えました。

黒塗りのワゴンに乗って
出かけた先とは?

 私は翌日が土曜日で学校が休みのため、まだ動きがあるかもしれないと思い、もう少しだけ様子を見ることにしました。

 すると30分ほどして翔君が2階の部屋の窓から、手慣れた様子で雨どいを伝って下りてきました。

 そのまま足音を殺して家の敷地を出て、数分歩いた先の公園に停車していた黒塗りのワゴン車に乗り込みました。

 ワゴン車は30分ほど走行して、キャバクラや風俗店やラブホテルが立ち並ぶ一角の月決め駐車場に停車しました。