○学校
学校でのいじめや孤立感や学業のプレッシャーから逃げるために、子どもは非行に走ることがあります。友人の影響も非行に走る大きな要因になります。
○インターネットやSNS
インターネットやSNSを通じて、暴力的なコンテンツや犯罪行為を美化する情報に触れることが増えています。これにより、非行に対するハードルが下がりやすくなっています。
○地域
犯罪率の高い地域で育つ子どもたちは、非行に走るリスクが高くなります。
これらの要因は相互に絡み合うことも多く、その結果非行がエスカレートすることによって、深夜の徘徊(はいかい)やプチ家出、援助交際や、大麻や覚醒剤などの違法薬物所持などの事件を繰り返し、非行グループや暴力団関係者などと接点を持ち、凶悪な犯罪に手を染めるケースは後を絶ちません。
犯罪に加担するようになればなるほど、親の気持ちや親子の絆は希薄になります。
「子どものありのままの姿を知ること」が
安心と解決に向けた最初の一歩
非行や犯罪によって、学校や警察に親が呼ばれた時は、大半の方が「うちの子に限って!?」や、「うちの子は悪い友達に巻き込まれただけだ!!」などと、自分の子どもの非行事実を現実として受け止められないのです。
子どもの素行不良を把握することなく、子どもと向き合うことができず、警察沙汰になって初めて知る子どもの行いに「もっと子どもと話していれば……」と後悔する親はとても多いのが現実です。
親の知らない時間帯に、子どもの行動が心配になったり、素行や生活や友人関係に不自然さや不安を感じたりした時は「子どものありのままの姿を知ること」が、安心と解決に向けた最初の一歩となります。