4位の清水建設は
中期経営計画が「超弱気」?

 3位は大成建設で、平均年収は992.9万円(同8613人、同43.0歳)。

 4位は清水建設で971.6万円(同10845人、同43.4歳)だ。

 同社は23年11月24日に開業した森ビルの大型プロジェクト「麻布台ヒルズ」の施工を請け負ったことでも話題になった。

 そんな清水建設だが、24年5月13日に公表した、24~26年度の3カ年における新しい中期経営計画の内容に、市場関係者から厳しい声も上がっている。

 26年度の総売上高の目標は、23年度の実績に比べて1155億円減の1兆8900億円と、過去実績よりも低い目標を掲げているのだ(詳細は『清水建設の中期経営計画が「超弱気」な理由、ゼネコン上場4社唯一の営業赤字で“独り負け”』を参照)。

 いずれにせよ、今回のランキングの1~4位はゼネコン上場4社が占める結果となった。

 5位は空調設備や衛生設備などを行っている日比谷総合設備で、平均年収971.2万円(同805人、同45.1歳)だった。

 ランキング完全版では、6位以下の全150社の順位と平均年収を掲載している。ぜひ確認してみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)

>>年収が高い建設会社ランキング2023最新版【150社完全版】を読む