過ちの芽は小さいうちに摘む
部下の悪い行動を「悪い」と注意できないのは、上司の甘えです。上司の甘えは、部下の甘えを助長します。
横領や不正経理などの不祥事が発覚して懲戒解雇に至った事例を私たちはよくニュースで目にします。そのほとんどが、「このくらいならいいか」という小さな甘えでした。過ちの芽を小さいうちに摘んでおくことが、その部下の将来を守ることにもつながります。
たったひとりのよからぬ行為をルーズに見逃せば、チームや会社全体に大きな影響を与えることにもなりかねません。
部下の度重なる就業規則違反には、会社全体の問題として、迅速かつきめ細やかに対応することが重要です。
どんなに忙しくても仕事の手を止め、最優先課題として対応し、対応内容を細かく記録に残す。そして会社として記録を共有する。
「上司」対「部下」でなく、「会社」という組織として対応をすることが求められます。