住み替え・リフォーム・老人ホーム 終の住み家の選び方#12Photo:PIXTA

玉石混交の有料老人ホームを比較するために、客観的なデータに基づく「介護付き有料老人ホームベスト1000」を作成。10回に分けて大公開する。特集『終の住み家の選び方』(全21回)の#12でお届けするのは、北海道38施設と福岡県64施設だ。

老人ホームの費用は
サービス内容と比例する

 介護が必要になった親のために、あるいは自分のために有料老人ホームを探す際、何を指標にすべきか。ダイヤモンド編集部では、各ホームが開示している重要事項説明書に記載された客観的なデータに基づき、それらの総合計によるランキングを作成した。

 ランキングの対象となるのは、介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)で、入居定員30人以上、開設後2年以上が経過しているホームに限定した。

 対象エリアは介護付きホームが比較的多い都道府県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)で、東京都と神奈川県については価格帯(5年総費用)によってランキングを二つに分けている。

 なお、老人ホームの費用は立地や設備による差もあるが、サービス内容とも明らかな相関関係がある。高いサービスを望めば、それなりに費用は高くなるというのが道理といえる。以下は、今回のランキングに登場する老人ホームの大手ブランドごとの、「総得点」と「5年総費用」の相関を散布図にしたものだ。選ぶ際の参考にしていただきたい。

 誌面の都合上、1000ホームに絞ったが、あくまでもこれはベスト1000ホームのランキングであり、下位でも平均以上の評価のホームであるということは強調しておきたい。

 ランキングは10回に分けて公開していく。今回は北海道38施設と福岡県64施設のランキングだ。