キャッチセールス写真はイメージです Photo:PIXTA

キャッチセールスにぼったくり店など、ふと声をかけられてついていったら散々な目に遭うケースは少なくない。また、SNSで交友関係を広げやすい今だからこそ、日常のあらゆる場面で貴方に近づこうとする「悪いヤツ」を探知する目を磨く必要があるのだ。本稿は、松丸俊彦『元公安、テロ&スパイ対策のプロが教える!最新リスク管理マニュアル 激増する国際型犯罪から身を守るために』(徳間書店)の一部を抜粋・編集したものです。

街頭で声をかけられても
絶対に足を止めてはいけない

 最近は少なくなってきたものの、気をつけてほしいのは街中での勧誘です。

 街中で声をかけて高額商品を売り付けようとしたり、「儲け話がある」と声をかけて、マルチ商法などに勧誘したりするケースがあります。

 実際にあった事例としては、「すみません、道を教えてください」と声をかけ、足を止めて親切に教えてくれた相手に、「じつは、私、こういう商品を扱っているんです。興味があれば近くの喫茶店でお茶でもしませんか?」と勧誘するパターンです。

 また言葉巧みに「この辺で働いてるんですか?」など、世間話から個人情報を聞きだし、最後に連絡先の交換を求めてくるケースも多発しました。

 このようなキャッチセールスは、道行く人の中から「優しそうな雰囲気で、声をかけたら立ち止まってくれそうな人」を選んでいます。