この対策は簡単です。絶対に足を止めないこと、これに尽きます。
「すみません。ちょっといいですか?」と明るく声をかけられて、思わず「何でしょう?」と、足を止めてはいけません。
なかには「お、久しぶり!元気?」と声をかけてくるパターンもあります。
でも、こんなときも基本的には聞こえないふりをして、急いでいるというジェスチャーで手を挙げて通りすぎましょう。
もし本当に知り合いだったら、あなたの名前を呼ぶはずです。
「おい、○○(名前)!」「△△さん!」と呼ばれて顔を見たら、地元の先輩だったということもあるかもしれません。そのときは、「先輩、失礼しました!」と謝ればいいのです。
キャッチセールスは違法ではないが
詐欺被害に巻き込まれる危険性も!?
明らかに知らない人からの勧誘に関しては、声を掛けられても、そちらに顔を向けず、立ち止まらず、表情も変えないことです。
このような街中での勧誘は、足を止めたところから被害に巻き込まれていくので注意が必要です。
最近では、ティッシュ配りの人は完全に無視しているのに、違う声がけをされると思わず立ち止まってしまうケースも多いようです。
ただ、キャッチセールス自体は違法な勧誘ではありません。
キャッチセールスを行うとき、道行く人に付きまとったり、進路をふさいだりする行為は禁止されています。そのようなことがあれば近くの交番に通報しましょう。
違法なのは、路上で「アンケートに答えてください」と声をかけて、近くの喫茶店などに連れて行き、その場で商品やサービスの契約をさせる悪質商法です。
また、「1時間3000円ぽっきり」と店の前で客引きをして、実際には会計の時に不当な値段を請求してくるぼったくり店への誘導も問題になっています。
いずれも違法行為として風営法・条例違反として処罰の対象となっています。
路上での声かけには足を止めず、聞こえないふりをしよう。立ち止まってしまうと詐欺に巻きこまれるきっかけになることも。