「スラムダンク」宮城リョータの名言が、悩める社員にもブッ刺さる当然の理由『THE FIRST SLAM DUNK』のイベント Photo:DIAMOND

バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK』。原作者の井上雄彦氏が監督・脚本を務めた映画『THE FIRST SLAM DUNK』も大ヒットし、今夏に復活上映するほどです。桜木花道をはじめ魅力的な登場人物らの成長ステップを追うと、ビジネスで個人やチームが成果を出すようになるプロセスと驚くほど似ています。今回は、スラムダンクから学ぶ、ビジネスで成果につながる四つのステップを解説します。(エグゼクティブコーチ/ハイパフォーマンス 代表取締役 名郷根 修)

スラムダンクから学ぶ
成果につながる四つのステップ

「バスケットは…お好きですか」

 人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK』は、こう話しかけてきた赤木晴子に、桜木花道が一目惚れすることから物語が始まります。不良少年だった桜木が晴子と付き合いたいという、ある意味で高い目標を掲げ、湘北高校バスケ部に入部する。きっかけは不純ですが、ライバル視する流川楓に勝ちたい一心で、同じことを繰り返すだけの退屈な基礎練習を習慣化させ、湘北バスケ部に欠かせない存在へと成長していきます。

 彼の仲間である赤木剛憲、宮城リョータ、三井寿などの登場人物もそれぞれが成長し、弱小だった湘北バスケ部は、わずか4カ月で全国大会を戦えるチームへと変貌します。その成長ステップを追うと、ビジネスで個人やチームが成果を出すようになるプロセスと驚くほど似ていて、非常に参考になります。今回は、スラムダンクから学ぶ、ビジネスで成果につながる四つのステップを解説します。