【1分読み切り】なんとなく漠然とした判断で失敗続き……そんな人に試してもらいたい冷静な判断をする人が密かに備えている1つの考え方を紹介します。
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【精神科医が教える】なにをやってもうまくいかない…そんな悪循環を断つ「目からウロコの視点」Photo: Adobe Stock

自分マネージャーという考え方

今日は「自分自身のマネージャーになりましょう」というテーマでお話ししたいと思います。

私たちは、日常生活において、いろんなことに流されがちです。周囲の影響を受けて、気がつけば自分が本当に望んでいないことをしていたり、後からモヤモヤしたりと、後悔することがあるものです。

そんなときに「プレイヤー」としての自分と「マネージャー」としての自分という2つの視点を持つことです。

客観的な視点を持つ

「プレイヤー」とは、自分自身が人生を生きる主体としての役割です。一方の「マネージャー」とは、自分の人生をよりよくするために、自分自身を客観的な視点で管理する役割を指します。これら両方の視点をあわせ持つことが大切です。

マネージャーとしての自分を意識すると、新しい仕事を頼まれたときや何か新しいことにチャレンジしようとしたときに、それが本当に自分にとって必要かどうかを冷静に判断することができます。

「これが自分のためになるのか?」「これは自分が望んでいることなのか?」といった視点で、客観的に物事を見られるようになるのです。

よりよい環境を自分に与える

周りの人に客観的な意見を求めることも有効ですが、自分自身をマネージャーとして意識することで、自分にとってより適した環境を整えることができるようになります。

つまり、自分が自分のマネージャーであるという認識を持つことで、より冷静に、感情を抜きにして、漠然とした判断をすることが少なくなるのです。

「プレイヤー」と「マネージャー」の視点をあわせ持って自分の人生を生きることは、とても有効なことです。自分自身の人生をよりよくするために、ぜひこの視点を意識してみてください。