連載キービジュアル_『JUST KEEP BUYING』

ダイヤモンド社の書籍の読者から頂戴した感想文から、あのベストセラーがどんな読まれ方をしているのか探ってみようという本企画。今回は、お金を貯め、富を築くための証明済の方法を紹介する『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』を取り上げます!(ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)

『JUST KEEP BUYING』
読者から届いた反響とは?

「データサイエンティストが書いた、お金を貯め、富を築くための証明済の方法」

『JUST KEEP BUYING』の著者であるニック・マジューリさんは、「本書の内容を端的に表せば、こうなるだろう」と語っています。

 この『JUST KEEP BUYING』に対して読者のみなさまから頂戴した感想で特徴的だったことの一つとして、ある本とセットで読んでくださった人が複数いらっしゃいました。その本とは、世界累計600万部を突破し、日本でもベストセラーとなったマネー本『The Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー)』です(実は、この本もダイヤモンド社の本です)。

『サイコロジー・オブ・マネー』を読んだ後にこちらの本を読みました。表紙デザインなどもスタイリッシュで良く、内容もとても勉強になるものでした。
この本を読んで、株やNISA、DC(確定拠出年金)への給与天引型の投資は、ドルコスト平均法が自動的にできる、とても良い方法だと感じました。

(40代)

 また、こんな読者もいらっしゃいました。

モーガン・ハウセルさんが絶賛というフレーズに惹かれたからです。
(20代・男性)

「モーガン・ハウセルさん」とは、『サイコロジー・オブ・マネー』の著者です。ハウセルさんは次のような推薦コメントを寄せており、マネー本に対する関心が高い読者の心をつかんでいます。

「ニックのように、データの真の意味を理解できるデータサイエンティストでありながら、説得力のあるストーリーを語れる人はまずいない。絶対読むべき一冊だ」

「データに基づいた内容でとても参考になった」
「資産運用にはこの一冊」

 では、読者がいいと思ったところを具体的にご紹介していきましょう。

投資のデータを参照して書かれているので説得力があった。
また、貯金の方法や今貯金をするべきかなどの記載もあり、「資産運用にはこの一冊」といったところだと感じた。
お金本No.1。

(30代・男性)

『JUST KEEP BUYING』の良かった点は、投資に対する長期的な視点と行動の重要性が具体的に解説されているところです。特に、投資や資産形成において感情的な判断を避け、一定のルールに基づいて継続的に資産を積み上げていくことの大切さが、分かりやすく伝わってきました。
また、実際のデータを用いて理論を裏付けるアプローチが信頼でき、理論だけでなく実践的なアドバイスも豊富に含まれている点が非常に参考になりました。データに基づいた解説があることで、自分の判断に自信を持つことができ、長期的な資産形成に対する安心感が得られました。

(40代・男性)

長期間のデータを使って説明しているので信頼できる内容だと思った。
(30代・男性)

「貯蓄」と「投資」の2つの章に分かれており、自身は最初にどれくらい、どのように資産形成を行えば良いのかを具体的に客観的なデータから知ることができた。
(20代・男性)

 ハウセルさんの推薦コメントにもあったように、やはりデータサイエンティストの著者ならではの「データに基づく解説」が読者にとって大きな魅力だったようです。

心に残った言葉は
「JUST KEEP BUYING」

 最後に、書籍の中で読者の心に残った言葉として挙げられていたものを列挙します。

 その中の一つは、すでに何度も登場していて書籍のタイトルでもある「JUST KEEP BUYING(ただ買い続けなさい)」です。

 8月初旬に株式相場が急落した際には、特に新NISA(少額投資非課税制度)で投資を始めた人などが驚いて金融商品を投げ売りしてしまい、投資から離れてしまうのではないかと危惧されました。しかし、日本証券業協会の資料によると、NISAにおける「上場株式(ETF、REITを含む)」と「投資信託」の売買は、いずれも「相場急変局面(8月2日~6日)のいずれの日においても、買付額が売付額を上回り」ました。また同期間の売却額は、上場株式で「買付額の約44%」、投信は「買付額の約21%」にとどまったといいます。

 もしかすると、『JUST KEEP BUYING』を読んだ人が相場の急落期でも冷静に「買い続けた」ことが、このことを支えた面があるかもしれませんね。

 それ以外に「心に残った言葉」として挙げられていたのは、次のような言葉たちでした。

「時間ほど重要な資産はない」(P.401)
(20代・女性、他多数)

「早く買ってゆっくり売る」(P.398)
「できるだけ頻繁に投資する」(P.399)

(40代・男性)

「神でさえドルコスト平均法には勝てない」(P.277)
(40代)

 特に人気だったのが「時間ほど重要な資産はない」でした。この言葉が意味するところは、「お金は後からでも稼げる。だが、時間は取り戻せない」(P.388)ということです。

 本の中では、ある講演で聴衆に投げかけられた「交換条件」が紹介されています。その交換条件とは、「世界有数の大富豪で偉大な投資家としての名声を得ているウォーレン・バフェットさんとあなたの人生を今、交換しますか?」という内容。巨万の富や名声、地位が手に入るものの、87歳(当時のバフェットさんの年齢)になってしまうというものです。

 著者は、「突拍子もない質問だと思うかもしれないが、それでもあなたはYESとは言わないだろう」と語りながら、「この質問について考えたとき、お金より時間のほうがはるかに価値があると直感的に理解できるのではなかろうか」と述べています。

 お金を貯め、富を築くための方法を解説する本でありながら、最後の章で「あなたの人生の時間ほど重要な資産はない」と締めくくるこのバランス感覚。これこそが「時間ほど重要な資産はない」を心に残った言葉として挙げた読者が数多くいた理由でしょう。

「お金本No.1」の呼び声も!いつ・何に投資すべきか、データサイエンティストがお金の法則を解剖『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』
ニック・マジューリ著、児島 修訳
定価:1870円(本体1700円+税10%)
発行年月:2023年6月27日
判型/造本:四六型・並製、420ページ

*本記事の感想文は、書籍を楽しむ読者のためにお得な情報を届けるサービス「DIAMOND愛読者クラブ」に届いたものを、意味が変わらない範囲で一部編集してご紹介しています。

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